旅行業と高齢化社会
2014年10月17日【カテゴリ:旅行業×○○】
「バリアフリー旅行専門の旅行業をやりたいのですが・・・」近年、このようなお問い合わせが増えました。
2005年、高齢化率は20.04%と初めて20%を突破し、以降2015年には26%、2050年には35.7%に達すると見込まれています。
高齢化社会と聞くと、日本はどうなる!?という思いに駆られる人も多いかもしれません。
「どんどん旅行する人が少なくなるのでは!?」
「介護業界は良くなるだろう、でも高齢者が増えるから旅行業界はお先真っ暗だ!」
う~ん。
ここからは私見込みで書きますが、正直そんなことまったくないと思われます。
むしろ需要が増えると思っています。
私の父も60歳で定年してから、母とよく旅行に行ってますよ。
さらに内閣府「高齢者の経済生活に関する意識調査によれば、優先的にお金を使いたいもののトップは「健康維持や医療介護のための支出」。
次いでの第二位が「旅行」、そして第三位が「子供や孫のための支出」と続いています。
ゆったりプランで、ちょっと贅沢な高齢者をターゲットにした旅行というのも現在増えていますし。
もっといえば、障がいがある方でも、車いすや杖を使っている方でも、どなたでも参加できる「バリアフリー旅行」も近年多くみられるようになってきました。
ただ、まだバリアフリーに対応している旅館に施設が少ないというのが問題です。
高齢者を支える仕事、そのすべてが介護や医療関係とは限りません。
楽しい旅のひと時を支える旅行業も、これからの高齢化社会に則した仕事の一つといえると思います。